
医療従事者はさまざまな職種があります。
医者は患者さんを診察し治療方針を決めると、自分達の職種の角度から患者さんに対して、アプローチを行っていきます。
その中でも医者と接する機会が多い看護師が、医者との関わり方や実際どの程度の距離感であるのかお話ししていきます。
病院やクリニックの医者と看護師の割合
一般的にほとんどの場所において、医者よりも看護師の方が割合は多いです。
大体の目安ですが、病院は看護師10人弱に対して医者1人。クリニックですと、医者は1人か2人ということが多いです。
病院の系統により異なる場合もある為、参考程度にしてもらえれば幸いです。
医者と看護師の業務内容
冒頭でも少しお話しさせていただきましたが、看護師と医者の業務内容について説明させていただきます。
医者は患者さんの診察をメインに行い、診断をして治療方針を決めるという役割があります。
看護師は医者が決めた治療方針に沿って看護をしていき、患者さんのサポートをしていきます。(他の医療従事者も同じです。)
医者は他の医療従事者と比べて少ないので、沢山の患者さんの診察を定期的にして、治療方針を決めていかなくてはなりません。医者は常に患者さんの側にいるということはできません。その為、急変時などに備えて看護師が存在します。
看護師の役割としては、患者さんの急変時などの対応や日常生活の援助などです。
医者と看護師の実際の距離感
看護師が業務を行うことのできる医療行為がありますが、その全般が医者の指示があって初めて行うことができます。逆に、医者の指示がなければ行うことはできません。
このことから、医者がいてこそ成り立つ。というような仕組みが出来上がっている為、医者>看護師のようなイメージを持っている人が多いと思います。
実際、医者の方が資格を取得するまで難しいのは事実です。
最近では、チーム医療(医療従事者の上下関係なく平等に医療を提供する)という考え方が増えてきました。しかし、医者は年配の方々が多いです。昔の考えのまま、医者>看護師のように対応してくる医者もいます。もちろん優しい医者もいますが…
そんな中でも、看護師として働くとなれば上手くやっていくほかありません。
対処法
医者と接するときは、当たり障りのないようにすることです。
私の事例ではありますが、仕事ができる看護師がいました。その看護師は自分でなんでもやろう、やらなきゃという気持ちが強い方であり、ある日、医者に提案をしてしまいました。その場で医者がその看護師に対して説教をし凄く悪い空気になってしまい、その後も仲が悪いままその看護師は辞めてしまった。ということがありました。
看護師目線で医者に対して、意見や提案をするのはとても良いことだと思いますが、それを医者が求めているかは別です。
看護師しか分からない患者さんのことがあるのは確かです。それを医者に伝えるタイミングや伝え方が大切であると考えます。
まとめ

医療従事者は患者さんが今よりも良い状態になる為に力を尽くす職業です。
そんな医療従事者の中にも優劣があり、そこばかりに気を取られていては質の高い医療はできません。
チーム医療に力を入れているところは多いですが、まだまだ浸透していない所も沢山あります。今よりもさらに医療従事者が働きやすく、患者さんに質の高い医療を提供できる環境が整えば良いと思います。
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